マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(アソアライナー)はポリエチレンテレフタラート製の日本製マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置です。
素材の弾力性を利用して徐々に歯の位置を矯正します。
複雑な歯の動きには対応していないため、歯の移動量が少ないケースや、矯正治療後の後戻りの修正、またワイヤー矯正の前処置としても有用な装置です。
取り外しが可能なため、食事も歯磨きも通常どおりおこなえます。
マウスピース型矯正装置を用いた矯正歯科治療
マウスピース型矯正装置を用いた矯正歯科治療はこんな方におすすめ
- 金属アレルギーが心配な方
- 健康な歯を抜きたくない方
- つけっぱなしでは衛生面で抵抗感がある方
- 矯正中も普段どおり、食事を楽しみたい方
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置
「アソアライナー」
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(アソアライナー)の特徴
日本製のマウスピース型矯正装置
厚みの選択で矯正力コントロールが可能に
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(アソアライナー)は、歯科医師の治療計画に基づきコンピューターを使用し作られています。そのため、矯正治療される患者様お一人おひとりに合わせ、オーダーメイドで製作されている矯正装置です。
治療は、厚みの違う3種類(ソフト0.5mm、ミディアム0.6mm、ハード0.8mm)のアライナーで矯正力をコントロールしながら、約1ヶ月に1度新しく交換しながらおこないます。
強制力を調整しながら、徐々に治療できるため疼痛を軽減させることが可能です。
治療は、厚みの違う3種類(ソフト0.5mm、ミディアム0.6mm、ハード0.8mm)のアライナーで矯正力をコントロールしながら、約1ヶ月に1度新しく交換しながらおこないます。
強制力を調整しながら、徐々に治療できるため疼痛を軽減させることが可能です。
装置の制作期間が短い(約3週間)
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(アソアライナー)はマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)や裏側矯正装置と比べ、歯型を取ってから約3週間という非常に短い期間で製作が可能です。
また、約1ヶ月おきに新しいマウスピースを製作するため、矯正治療しながら虫歯や歯の根を治療することもできます。
また、約1ヶ月おきに新しいマウスピースを製作するため、矯正治療しながら虫歯や歯の根を治療することもできます。
歯が動く仕組み
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(アソアライナー)の作用原理は、材料の弾性を利用し、必要な矯正力を必要な部位に加えることで歯を移動させる仕組みです。
材料の弾力を利用するため、歯が目的の位置に移動するたびに作りなおす必要があります。通常1ヶ月に1度新しいマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(アソアライナー)に変更し、最終的な矯正位置まで徐々に移動させることになります。
※症状によってはマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(アソアライナー)の矯正治療が適さない場合があります。
材料の弾力を利用するため、歯が目的の位置に移動するたびに作りなおす必要があります。通常1ヶ月に1度新しいマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(アソアライナー)に変更し、最終的な矯正位置まで徐々に移動させることになります。
※症状によってはマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(アソアライナー)の矯正治療が適さない場合があります。
適応性・非適応性
マウスピース型の矯正装置には、歯の状態によって「適応性(治療可能)」と「非適応性(治療不可)」があるため、歯科医院で口の状態を診断してもらう必要があります。
-
適応性
- ローテーション(歯のねじれ)の改善
- 歯列の拡大や縮小(歯を外側・内側に移動させる)
- 小さな空隙閉鎖(歯と歯列弓の大きさがある程度揃っている)
- 顎間ゴム(矯正治療の際に用いられる輪ゴム)を用いた歯の移動
- 下方向への歯の移動
- トルクコントロール(歯根の頬・唇・舌の傾斜を調整する)
- 上顎と下顎の軽度な不調和
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非適応性
- 大きな空隙閉鎖(抜歯症例などで歯と歯列弓の大きさが揃っていない)
- 骨格性の開咬・オープンバイト(噛み合せたときに、奥歯は噛み合っているのに前歯が噛み合わない状態)の改善
- 近遠心的歯軸コントロール(歯の平行移動)
未承認機器の使用について
未承認医薬品等の使用・国内の承認医薬品等の有無について(未承認医薬品等の使用)
巴山矯正歯科・歯科で使用していますマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名:インビザライン®)は、日本国薬機法上の医療機器として認証・承認を得ていない装置であり、日本国歯科技工士法上の矯正装置にも該当しません。そのため、万が一海外カスタムメイド矯正装置使用中に違和感等ございましたら、すぐにクリニックまでご連絡をお願いします。 装置は、日本で歯科医師・歯科技工士が製作するのではなく、海外の工場でロボットにより製作されます。
カスタムメイドの矯正装置であり、既製品ではないため(市場流通性がありません)、薬機法の対象となりません。
薬機法の対象外であるため、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。その点ご了承ください。 (国内の承認医薬品等の有無)マウスピース型カスタムメイド矯正装置のメーカーは国内外に多数あります。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名:インビザライン®)以外に、日本国で承認を得ている矯正装置を用いた治療法が存在します。
※上記の趣旨をご承知の上、使用を希望される場合には同意書の記載が必要となります。
入手経路について
巴山矯正歯科・歯科が使用するマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名:インビザライン®)は、米国アライン・テクノロジー社の製品です。当院はマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名:インビザライン®)を用いた治療システムを、米国アライン・テクノロジー社のグループ会社である「アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社」より入手しています。 (※)https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/overseas_report/index.html
治療時期及び期間
治療期間目安:約24ヶ月~36ヶ月
通院回数目安:24〜30回
通院回数目安:24〜30回
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(アソアライナー)のメリット
- ① 食事や歯磨きの際は、外せますのでお口の中を清潔に保つことができます。
- ② マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)同様、取り外しのできる透明なマウスピースをご自身で嵌め変えながら歯並びを整えますので、食事や歯磨きの際は、外せますのでお口の中を清潔に保つことができます。
- ③ 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- ④ インビザライン歯の唇側(表側)にアタッチメント(乳白色の光で硬化する突起)は接着しないので、 マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)よりも治療中でも他人の目を気にしないで矯正治療を受けられる また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- ⑤ マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)と異なり、歯の唇側(表側)にアタッチメント(乳白色の光で硬化する突起)は接着しないので、装置の見た目による治療中の心理的なご負担は軽減されると考えます。
- ⑥ 金属アレルギーの方でもアレルギー症状が出る心配がなく矯正治療を受けられる ワイヤーによる矯正治療でも金属アレルギーの方へのご対応は可能ですが、マウスピース型矯正装置ならアレルギー症状が出る心配は全くありませんので、安心して治療を受けられます。
- ⑦ 毎日17時間以上の装着を目安としますが、1組の厚みの異なる3種類のマウスピースをその都度、歯型を採って製作するので、より正確で再現性の高いマウスピースによる効率的な治療が期待できます。
- ⑧ 毎日17時間以上の装着を目安としなくてはなりませんが、その都度、歯型を採って新たな3種類のマウスピースが作られるため、より正確で再現性の高いマウスピースが製作できますので、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)の様に、適合しなくなることで無駄なマウスピースが生じることがないので、効率的な治療に繋がると考えます。
- ⑨ 厚みの異なる3種類のマウスピースを1組として、その都度、歯型を採って製作するので、治療開始年齢には制約がありません。
その都度、歯型を採って新たな3種類のマウスピースが作られるため、顎の成長や歯の生え代わりやなどお口の中の大きな変化に柔軟に対応できるため、効率的な治療に繋がると考えます。 - ⑩ 厚みの異なる3種類のマウスピースを1組として、その都度、歯型を採って製作するので、患者様の満足度などの都合で治療のゴールを決めることができます。
- ⑪ マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)の様に、歯並びが完成するまでの決められた数のマウスピースを嵌め変えるのではなく、その都度、歯型を採るため、患者様ご自身が歯並びにご満足頂けた時点で動的治療のゴールとすることができます。
- ⑫ 薄いマウスピースから厚いマウスピースへと段階的に3種類のマウスピースを嵌め変えるため、痛みや装着感の負担軽減が期待できます。
- ⑬ マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)の様に、厚さ(0.5mm)が同じマウスピースを嵌め変えるのではなく、段階的に厚くなるマウスピース(ソフト0.5mm、ミディアム0.6mm、ハード0.8mm)を嵌め変える事で、矯正力によるお痛みやマウスピースの装着感などにつきましてのご負担は軽減されると考えます。
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(アソアライナー)デメリット
- ① 多かれ少なかれ発音に影響します。
発音は口唇や舌、下顎の動きによるものですから、固定式の矯正装置や保定装置同様、一時的な発音障害が生じます。 - ② 厚みが薄いマウスピースでも裏側に舌が触れるため、発音については多かれ少なかれ影響があると考えますが、歯の舌側(裏側)にブラケット矯正装置を装着する舌側(裏側) ブラケット矯正装置(ハーフリンガルブラケット矯正装置、フルリンガルブラケット矯正装置)同様、1〜2週間程度で軽減します。
- ③ 1度だけ歯型を採るか歯並びをスキャンすれば、コンピューター上で設計された歯並びの完成形までのすべてのマウスピースが 製作されるマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)と異なり、その都度、歯型を採らなくてはならないので、術者の手間と患者様のご負担がが掛かかります。
- ④ 薄いマウスピースから厚いものへと段階的に3種類のマウスピースを毎月1組として歯並びが整うまで嵌め変える過程で、順序を間違える可能性があります。
- ⑤ マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)はそれぞれのマウスピースに個体識別番号が記入されていますが、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(アソアライナー)には記入されておりませんので、段階的に厚くなるマウスピース(ソフト0.5mm、ミヂィアム0.6mm、ハード0.8mm)を嵌め変える際、厚みは視認できるものの、順序を間違える可能性があるので注意が必要です。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用
- ① 矯正歯科装置装着後に違和感、不快感、痛みなどが生じることがあります。一般的には数日間~1、2 週間で慣れてきます。
- ② 歯の動き方には個人差があります。そのため予想された治療期間が延長する可能性があります。
- ③ 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- ④ 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらにかかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。 また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- ⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
- ⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- ⑧ 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- ⑨ 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの顎関節症状が生じることがあります。
- ⑩ 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
- ⑪ 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- ⑫ 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
- ⑬ 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- ⑭ 動的治療が終了し装置が外れた後に、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
- ⑮ 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。
- ⑯ あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
- ⑰ 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。 また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
- ⑱ 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
治療の流れ
初診・相談
- 資料・検査
- マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(アソアライナー)での治療が可能か判断します。
- 判 断
- 患者様の症状によりSTEP数を確定します。3~4週間
- 前処理
- 治療の前処理として、歯科矯正用アンカースクリュー、ディスタライザーを装着します。
- STEP月2回の来院
-
ソフト・アライナー
(2週間)ミディアム・アライナー
(1週間)ハード・アライナー
(1週間)
最大12STEP
- 保 定
- ワイヤー固定・フレーム固定・アライナー固定
- 食事中はマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(アソアライナー)を取り外してください。
- 食事中以外、睡眠時間も含めて1日17時間は装着して下さい。
詳しくは当医院にてお尋ね下さい。
マウスピース型矯正装置を用いた矯正歯科治療料金
矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。
治療期間目安:約24ヶ月~36ヶ月
通院回数目安:24〜30回
通院回数目安:24〜30回
内容 | 単位 | 費用(税込) | 備考 | |
---|---|---|---|---|
カウンセリング・相談 | - | 無料 | ||
初診料 | 1回 | 2,200円 | ||
資料採取・検査 | 1回 | 33,000円 | 診断結果が出るまで3~4週間かかります。 | |
診断料 | 1回 | 11,000円 | ||
前処理 | マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(アソアライナー) | 1本 | 44,000円 | |
ディスタライザー | 1式 | 110,000円 | ||
1ステップ | マウスピース(片顎) | 1セット | 44,000円 |
|
処置料 | 片顎 | 2,200円 | ||
✕必要ステップ数(症例により異なります) マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(アソアライナー)での矯正治療は 12ステップ程度までで完了する症例に限りなります。 |
||||
保定 | ワイヤー固定 | 片顎 | 22,000円 | |
プレート固定 | 片顎 | 33,000円 | ||
アライナー固定 | 片顎 | 5,500円 | ||
総合料金 253,000円~ 781,000円(税込) |